サトシンさん 絵本よみまショー

9月4日、絵本作家のサトシンさんをお招きし、「絵本よみまショー」を開催しました。
昨年も来園していただいたので、子どもたちは朝からとても楽しみな様子。
園にサトシンさんがいらっしゃった途端に「サトシンさ~ん」「絵本読むの~」と、目を輝かせて声をかけていました。

代表作の『あかねこ』や大人気の『うんこ!』、さらに新作の『はやくねないとたいへんだ!』の読み聞かせでは、サトシンさん独特のテンポや抑揚に引き込まれ、子どもたちは声をあげて笑ったり、真剣な表情で聞き入ったりと、心が大きく揺さぶられていました。

また、子どもたちが物語を一緒につくっていく「おててえほん」では、前に出たお友達が堂々と発表し、それをみんなで想像して楽しむ時間となりました。
先生との掛け合いによる読み聞かせもあり、普段の絵本とは一味違うライブ感に、子どもたちは夢中になっていました。

会の中では思わず涙が出るような場面もあり、笑いあり、感動ありのあっという間の時間でした。
最後にみんなで記念写真を撮ったときの子どもたちの表情からも、楽しい気持ちと満足感が伝わってきました。

サトシンさんのエネルギッシュな読み聞かせは、子どもたちに「絵本ってこんなに面白いんだ!」とあらためて感じさせてくれる素敵な機会となりました。

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  2025/09/12  sakuranoki

5歳児 パン作りからパン配達へ

先日、子どもたちはチョココロネとメロンパン作りに挑戦しました。はじめに「どんなパンを作ろうか」と話し合いをすると、「チョココロネ!」「メロンパンがいい!」と意見が分かれました。
少し考えていたところ、ある男児が「2つ作ったらいいんじゃない?」と提案。その一言にみんなの表情がパッと明るくなり、2種類作ることが決まりました。
子どもたち自身で考え、意見を出し合い、形になっていく過程に成長を感じました。

今回で3回目となるパン作り。
生地をこねる手つきもすっかり慣れたもので、粉の感触を楽しみながら「ふわふわになってきたよ!」と笑顔で教えてくれる姿がありました。
力を込めて一生懸命こね終えた後の達成感は格別で、出来上がったパンを見た瞬間には「わぁ!おいしそう!」と歓声が上がり、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。

そんな中、ある女児が「このパン、この前のおじいちゃんおばあちゃん(はいらん家の利用者の方々)に届けたいね」とつぶやきました。
その言葉に子どもたちも賛同し、「いいね!」「喜んでくれるかな?」と自然に会話が広がり、後日またパンを作って届けることが決まりました。
子どもたちの中から「作ってあげたい」「喜ばせたい」という思いが生まれたことに、保育者としてとても嬉しく、心が温かくなりました。

パン作りは単なるクッキング活動にとどまらず、仲間と協力する力や、人に喜んでもらうことの喜びを知る大切な機会になっていると感じます。
次回、みんなで作ったパンを持って訪問する日を、子どもたちは今からとても楽しみにしています。

  

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4歳児 ブラックベリージュース作り

夏になると、園庭には毎年おいしいブラックベリーが実ります。
 遊んでいるときに色づいた実を見つけた子どもたちに「何か作ってみようか?」と声をかけると、「ジュースが作りたい!」と元気な声があがり、みんなでクッキングをすることになりました。
袋に入れて手でぎゅっぎゅっと潰す → ザルに入れて種をこす → 砂糖を入れて煮詰める……という流れであっという間にジュースが完成!
 潰すと種だけが残ること、黒い実が赤紫色の液体に変わること、煮詰めると泡がぶくぶく立つこと――子どもたちは一つひとつの変化に「わあ!」と驚いたり、「なんでかな?」と不思議そうに見つめたり。普段そのまま食べていたブラックベリーが少しずつ形を変えていく様子に、新しい発見を重ねていました。
出来上がったジュースを水や炭酸水で割って「おいしいね」と味わったあとは、「みんなにも飲んでもらいたい!」という気持ちがふくらみ、子どもたちの発案でジュース屋さんを開くことに。役割を分けながら協力して、友だちにふるまい「おいしい!」と喜んでもらえたときの表情は、とても誇らしげでした。
次は年長さんと一緒に仕込んだ梅シロップを使ってジュース屋さんを開く予定です。子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、食の面白さや分かち合う喜びをこれからも一緒に味わっていきたいと思います。

 

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